設立の趣旨

国際市場経済のグローバルな競争の波は、
ITの普及・高度化に伴う情報社会の進展とともに休むことなく押し寄せ、
世界のビジネス戦略はいまや顧客満足度を追求することが主流となっております。
　
顧客満足度を追求するためには、
個人情報は企業にとっての重要なビジネス資源となります。
日本経済を担うわが国の企業もこうした潮流のなかで
利潤追求のために各社しのぎを削る勢いで企業活動に励んでおります。
　
しかし同時に個人にとっては、自己コントロールできない望まぬ状況下での
企業による個人情報の使用は、プライバシーを侵害する恐れのあるものであり、
安全な市民生活を阻害する要因にもなって参りました。
　
こうした背景のなか、長年にわたる欧米経済社会からの強い要望にも配慮し、
市場での個人情報の取り扱いについての取り決めとして
２００３年５月にわが国でも「個人情報保護法」が成立し、公布されました。
そして２００５年４月には罰則規定も含め同法が全面施行されました。
　
国際的に利潤追求の激しさを増す競争社会のなかで、
個人の人格や人間性を大切に扱うという高次な社会規範の必要な時代が、
わが国にも訪れたということではないでしょうか。
企業も個人もそのことを良く認識し、
これからの社会生活をより良くしていくことが求められています。
　
個人情報は、個人が所有しコントロールするべきものであって、
他人がそれを犯すことはできません。
個人情報を既に持っている企業は、他人の大切なものを預かり、
その保管リスクも負担していることになります。
　
企業が事業目的を追求するために個人情報を正しく扱うことが義務となった社会。
企業が個人情報を正しく扱い顧客満足度を向上させ、
お客様を大切にして企業収益を伸ばす社会。
　
豊かな社会を目指しながら
個人の安全と安心感をより確かなものとして実現するために、
皆様のニーズに応え、社会に貢献することを使命として
「株式会社プライヴィア」は生まれました。